風俗(ソープ)と警察の関係

摘発する警察、警察に締め上げられる風俗。

そういう図式が一般的に思い描かれるだろうが、実際のところは、意外に警察と風俗はキャッチボールをしていることが多いという。 

たとえば、風俗業者の組合が地元警察の忘年会にビールを差し入れる、代わりに警察は保健所の立ち入り検査の情報をこっそり事前に教えるなどといった関係がなりたっている場合があるらしい。

昔、聞いた話では、風俗店が警察にパトカーを寄付して、ある程度便宜を図ってもらっているとか言っていた。
 
ソープランドは建前上、特殊ではあるが「お風呂」なので、マットプレイ用のマットレスは置いてはいけない。そこで保健所の検査が入るときは、立ち入り検査の情報が入った時点で、人目がない屋上に持っていったり、時間がなければ穴を空けて空気を抜いて捨てる。また「個室サウナ」としてのの建前があるので部屋に簡易サウナを置いたり、検査時に倉庫から運びこんだりする。そうやって検査を逃れてきたらしい。
 
警察が実際に風俗店を摘発する案件は、
・未成年の勤務
・暴力団の経営参加
・無許可あるいは禁止区域内での営業
・管理売春
などが該当する。だが、これらが事件化されるのは、覚せい剤などで別件逮捕された場合や、女性が交番に駆け込んで訴える場合など、極端に限られるとのこと。
 
警察が自発的に風俗店を摘発する場合は、摘発数のノルマや強化月間があるらしい。
そこでノルマ達成のために逮捕はするが、立件まではしないというケースが多い。
たとえば援助交際デリバリーの場合、起訴するためには経営者が女性からおカネを吸い上げていることを立証しなければならないため、立件が困難という。

 そこで警察は逮捕だけして不起訴にしたのち、経営者から、未成年を雇っているといった、より悪質な業者の情報収集をする。
今、警察がターゲットに絞っているのが、未成年を使っている業者。
強化月間が未成年が在籍する店を摘発するのが、警察の一番の狙いなのだとか。

確かに、最近ニュースになっているのは、未成年を雇用したソープなどの風俗店検挙が多い。

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アワノミクスとはなんぞや!?

東京のソープランドでは、最近、30分コースの価格が1990年以来初めて上昇したという。

6万円の高級ソープへの需要も急増してきたらしい。東京の識者によれば、すべて最近の株式市場の急騰のおかげだというから驚きだ。

ソープ業界では、この再活性化を「アベノミクス」(このネーミングもどうかと思うが)ならぬ、「アワノミクス」と評しているというから、びっくりだ。

昔から、ソープランドなどの風俗店は、景気動向が如実に現れると言われてきた。
今回の一件で見事証明されたといえよう。

アベノミクス効果による関西での風俗の需要の増加というのは、未だ聞かない。
その影響が全国に普及して、雄琴ソープランドももっと元気になればいいのだが。

雄琴アワノミクスに期待!

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雄琴の特攻隊

これは著者が10数年前に仕事で、初めて雄琴ソープ街に行ったときの印象。

昼に行ったのだが、JR比叡山坂本駅方面から車で161号線を上っていき、あきらかに周りののどかな風景とは趣きが異なる建物の群れが見えてきた。

ソープ街の中に車で入って行くと、呼び込みの人が自分の店に誘導しようと、手を上げて次々に飛び出してくる。
車に轢きそうになり、まじで危ないことこの上ない。
私がアメリカ人なら「Oh! suicide attack!」と叫んでいただろう。

広岡敬一氏の本によれば、実際に車に轢かれた呼び込みの人もいて、それも1人や2人ではないようだ。
それを「特攻隊」と呼んでいたらしい。

私が行ったとき、雄琴関係者が雄琴に入るときは、それと分かるようにハザードランプを付ければ、
呼び込み攻勢に会わなくて済むという風に聞いた。
しかし、ハザードを付けても、呼び込みで飛び出してくる人はいたので、これの効能は確かではない。

それだけ熱心に仕事をしているということだと思うが。

まあ、最近は風営法で、「客引き行為」は禁止になっているので、雄琴の呼び込みもおとなしくなっているはず。

しかし、なければないで、ちょっとさびしい気がする。
あの激しい呼び込みがあればこそ、「ああ、雄琴のソープ街に来た」という実感があったからだ。
私がアメリカ人なら「This is Ogoto Soap!」と言っていただろう。

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