この6月23日から施行された改正風営法(風俗営業等の規制及び業務の適正化等に関する法律)。
以前は、クラブは無許可で客にダンスをさせることが禁じられ、許可を得ても最長午前1時までしか営業できなかった。そしてクラブ以外でも、酒を提供する店が深夜に、歌やダンス・ショー・映画などの興行、遊技やゲーム・競技といった遊興をさせることは全面的に禁止されていた。しかし、今回の法改正により、「特定遊興飲食店」の許可を取得すれば、深夜であってもダンスなど遊興を提供できるようになったのだ。
とクラブシーンでは、長年抱えていた問題が解決し、盛り上がりの様相を呈している。
だが、この改正風営法の明るい話題に隠れている、ちょっと寂しい話もある。
それはソープランド、および店舗型の風俗で日の出営業が禁止となってしまったことだ。
今回の改正風営法により、風俗営業の原則的禁止時間が(午前零時~日の出)から(午前零時~午前六時)へと改定、この禁止時間を「深夜」と定義された。
季節、地域によって日の出時間は変わる。夏場なら、朝4時ぐらいが日の出時間になる地域もある(例えば北海道)。そのアバウトさが1つの魅力だったし、わざわざリアルタイムの日の出時間をHPに掲載している店もあた。
昔は徹夜の仕事明け、徹夜の飲みの後など、「日の出ソープに行こうや」なんて話にもなったものだ。日の出営業は素人アルバイト泡姫が多く、割引料金で楽しめるという特典もあった。
最近は日の出営業のソープ自体が少なくなっていたが(雄琴ソープもしかり)、それでも昔からのよい伝統が1つ消えたのはなんとも寂しい限りだ。